広島・松山 さすがの存在感 1軍昇格即スタメン即アーチ 減量効果!体キレッキレ

 6回、ダイヤモンドを一周し、小窪コーチ(左)と敬礼ポーズを交わす松山(撮影・立川洋一郎)
6回、右翼スタンドへソロを放つ松山(撮影・立川洋一郎)
 4回、小園の一ゴロで相手エラーの間に生還する松山(撮影・立川洋一郎)
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 「オープン戦、広島6-5日本ハム」(11日、マツダスタジアム)

 右翼方向に舞い上がった白球が、大きな放物線を描いた。長い滞空時間の先にあったのは、広島・松山竜平外野手の笑顔だ。六回1死で右越えソロ。この日、1軍に昇格し「4番・一塁」でスタメン出場。首脳陣の期待にすぐさま応えた。

 対峙(たいじ)したのは右下手投げの鈴木。「いろんな投手と対戦してきた。この打ち方かなというのはあった」。過去の経験から変則投手の球の軌道はイメージがあった。だからこそ迷いなく振り抜けた。

 「体がキレて回転できているので、ああいう打席につながった」と松山。本塁打は減量効果のたまものでもある。昨季終了後から食生活を改善。「ご飯は、米とこんにゃく米との半々」で炊く置き換えダイエットに取り組み、炭水化物の摂取を制限してきた。

 結果的に7~8キロの減量に成功。92~93キロで今年を迎え、2軍キャンプでも体重を維持。パワー不足を感じることもなく、近年では最も良いコンディションに仕上がっている。

 四回の中前打を含め2安打1打点。一塁守備では初回に体を張って打球を止めた。攻守で存在感を示した合流初日。開幕スタメン、そしてレギュラーとしてグラウンドに立ち続けることが目標だ。「しっかりアピールしていいスタートが切れたらいい」。すっきりとしたスタイルの松山が、力強く言い切った。

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