広島・佐々岡監督「弱くて負けた」 マツダ訪ね若鯉らに1軍C切符奪取を呼びかけ

 広島の佐々岡真司監督(54)が4日、マツダスタジアムを訪れ、8日から同球場で行われる秋季練習に参加する若鯉らに競争を呼びかけた。指揮官は約2週間の中で持ち味を発揮し、来春の1軍キャンプの切符を勝ち取るような新戦力が台頭することを願った。

 3年連続Bクラスに沈んだチームに安息はない。もう既に来季への戦いは始まっている。そうナインに言い聞かせるかのように佐々岡監督は真剣な表情を浮かべ、若鯉の台頭を願った。「若い選手がこっち(マツダ)に来る。来年に向けてね。なかなか見ることがなかったので、力量を見てみたい」と“審査”していく構えを示した。

 メンバーが3日に発表され、投手は山口、野手は育成の木下、持丸など今季1軍出場なしの選手が本隊に名を連ねた。しかし、この2週間の結果次第では来春の1軍キャンプ切符を勝ち取れる可能性はある。佐々岡監督は「ファームの選手も(期待したい)と思っている。当然チャンス」と期待を寄せた。

 若手は伸びしろがある一方、未知数でもある。今季、1軍経験のあるなしに関わらずアピールと技術向上は不可欠。「今年頑張ったとしても、続けてやらないといけない。やるべきことはまだまだある。若い選手を鍛えるのは当たり前。ここでオフになるわけではなく、もう一つ、二つレベルアップしてほしい」と話した。

 「チームの底上げをする。弱くて負けたんですから」。来季の逆襲へ結束力を高め、充実の秋を過ごす。

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