広島 逆転勝ちで最下位脱出「打つしかない」九回に菊池涼の一打で勝ち越し

9回、勝ち越し2点適時打を放ち塁上で喜ぶ菊池涼(撮影・高石航平)
 9回、勝ち越し2点適時打を放つ菊池涼(撮影・高石航平)
 試合に勝利し、マウンドで喜び合う菊池涼(中央)ら広島ナイン(撮影・高石航平)
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 「DeNA8-10広島」(26日、横浜スタジアム)

 広島が終盤に猛攻を見せ、横浜最終戦を劇的な逆転勝利で飾り、最下位を脱出した。

 2点差の九回。1死から代打・松山が右前打。相手のエラーと西川の中前打で満塁とすると鈴木誠が同点の2点適時打。なお、満塁から菊池涼が山崎のツーシームを左前に運び、勝ち越しの2点適時打を放った。「あそこで打つしかないと思った」。執念の一打で両軍計28安打の乱打戦に終止符を打った。

 佐々岡監督は「相手も守護神。本当にみんな最後まで諦めない姿勢を見せてくれた。いい仕事をしてくれた」と野手陣をたたえた。

 五回には自己最多の15号ソロを放った菊池涼だったが、七回無死一、二塁。佐野の一、二塁間のゴロを二塁へ悪送球し、満塁に。「攻めたんですけど、逆にプレッシャーをかけてしまった」。直後にオースティンに一時逆転のグランドスラムを浴びた塹江のためにも、期する思いがあった。

 決勝打を放ち、「挽回するチャンスをみんなが与えてくれた。打ててうれしかった」と表情を緩めた。

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