広島・九里、4回1/3を7安打5失点 自身初の2桁勝利はお預け
「広島-中日」(9日、マツダスタジアム)
先発した広島の九里亜蓮投手は4回1/3を投げて7安打5失点(自責点4)で降板。プロ初の10勝を目指したマウンドで、2桁勝利をつかむことはできなかった。
初回は2四球で一、二塁のピンチで福留を見逃し三振。33球を費やしながらも、無失点に封じた。二回以降は無失点と、リズムに乗ったかに見えたが、四回に捕まった。
1死から連打と自身の暴投で一、三塁とされ、8番・桂に左翼線への適時三塁打で2点を献上。なおも一、三塁から京田の一ゴロの間に3点目を失った。1点差に迫られ、2死二塁から渡辺の打球を遊撃・小園が落球。二塁後方へフラフラと打球を背走しながらも、打球はポトリと落ちて同点とされた。
味方が2点を勝ち越した直後の五回は、1死三塁から高橋周の中前適時打を浴びた。1点差となったところで佐々岡監督がベンチを立って交代を告げた。ここまで9勝で、自身初の10勝に王手を掛けていた中、悔しさの募る93球となった。