広島・森下 中田翔と初顔合わせ「力もあり、いい打者」 今季初G倒へ警戒

 広島の森下暢仁投手(23)が23日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加し、先発する24日の巨人戦で新戦力の中田らを封じて白星をつかむと意気込んだ。中田とは初対戦になるが、本塁打阻止に細心の注意を払いながら、自身の後半戦初勝利も手にする意気込みだ。

 蒸し暑いマツダスタジアムで、森下は最後の調整を終えた。キャッチボールやダッシュなどで約1時間、軽快に体を動かした。時折、大瀬良や九里とフォーム談議に花を咲かす場面も。表情は明るい。今季初のG倒へ、準備は整った。

 「チームが勝てるような投球ができたらいいです」。東京移動前、右腕はシンプルな言葉を紡いだ。

 巨人の戦力はさらに厚みを増した。日本ハムで暴力行為により1、2軍全試合出場停止処分を受けていた中田が、無償トレードで加わった。

 中田とはこれが初対戦。「対戦したことはないですし、やってみないと分からない」。イメージを問われると「力もありますし、いい打者だと思います」と話した。

 一発を警戒する。長距離砲は22日のDeNA戦で移籍1号を放った。「東京ドーム自体ホームランが出やすい」。同球場では6月19日のDeNA戦で初回に2被弾。巨人に限れば5月3日の対戦でプロ初の1試合3被弾を浴び黒星につながった。一振りで流れが傾くだけに最大の注意を払う。

 試合の流れを手放さない投球もテーマだ。後半戦初戦となった17日の中日戦は7回6安打2失点ながら黒星を喫した。白星を手にするためには、打線との兼ね合いがあるのは確かだが、それでも粘り強い投球を自身に課した。

 「取られちゃいけないところで点を取られてしまい流れを悪くしている。そういうところを減らしていければ勝ちにつながる」

 中日戦では2盗塁を許した。横山投手コーチに助言をもらい、セットポジションからの投球に改善を図る。隙を与えない投球で巨人に立ち向かう。

 「勝てるようにやっていきたい」。森下は再び力を込めた。敵地で強力打線を封じ、最後に笑顔でエアタッチを交わせればチームに勢いがつく。気後れすることなく腕を振る。

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