広島 代打決勝弾で“長野節”「たまには仕事しないと皆さんにやじられる」

 お立ち台で笑顔を見せる林(左)と長野
 8回、左翼スタンドへ勝ち越し2ランを放つ代打・長野(撮影・立川洋一郎)
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 「広島5-3DeNA」(8日、マツダスタジアム)

 広島が逆転勝ち。3-3の八回2死二塁で代打・長野が決勝の左越え2ランを放ち、試合を決めた。エスコバーが投じた初球低め156キロを振り抜き、左翼席へ運んだ。

 試合後のヒーローインタビューでは長野節がさく裂し、本拠地が沸いた。「横にいる林君がチャンスメークしてくれて、何とかセカンドランナー返したいと。入ってくれと走りました。(レフトの)頭の上を超えたかなと思ったが、入ってくれと」と冷静に振り返った。

 今季は長野自身も新型コロナウイルスに感染して離脱を経験。チームも最下位と厳しいシーズンを送っている。長野は本塁打となった瞬間の気持ちを問われ、控え目に喜びながら「ファンの皆さん、ベンチ、チームメートが喜んでくれる。たまには仕事をしないとファンのみなさんにやじられる。今日は良かった」とファンを笑わせた。

 この日は一緒にお立ち台に上がった林、小園ら若手が奮闘するカープ。ベテランは「若い選手が頑張っている。僕たちも負けないようにと思っていますが、すごいですね。みんな勢いあるんで頼もしいです」とうなずいた。

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