広島大敗で自力優勝の可能性消滅 菅野攻略も投手陣が10失点の炎上
「巨人10-4広島」(1日、東京ドーム)
広島が巨人に大敗を喫し、自力優勝の可能性が消滅した。シーズン折り返し前に優勝の可能性が消滅するのは2013年以来、8年ぶりとなった。
序盤はペースを握った。初回に小園の適時打で先制し、三回は西川と鈴木誠の本塁打で3点を奪い、巨人先発・菅野を早々にKOした。だが、頼みの投手陣が流れを手放した。
先発・高橋昂は三回、松原に2ランを浴び、四回に突如、制球を乱した。先頭・坂本からの連続四球で一、二塁となり、北村に左中間への適時二塁打で1点を献上、なおも二、三塁で代打・広岡に右翼線への適時二塁打を浴びて逆転された。大城の犠打で1死二塁となったところで、佐々岡監督が球審に交代を告げた。
3回1/3を投げて5安打6失点。5月14日以来の自身3勝目を狙ったマウンドで粘れず、後を受けた2番手・島内もウィーラーに2ランを被弾するなど、チームは四回に一挙6点を失った。五回は高橋樹が坂本のソロなどで2点を奪われ、完全に主導権を握られた。
三回までに4点を奪った攻撃陣も五回以降は沈黙し、無失点に封じられた。前夜は1-0の接戦を制したが、勢いを持続できず、悔しさだけが募る敗戦となってしまった。