広島・九里「まずは最初に奥さんに報告できれば」山口との投げ合い制しコロナ陽性後初勝利

 力投する広島・九里(撮影・開出牧)
 5回、山口の投ゴロを二塁に送球し併殺に仕留めガッツポーズを決める九里(撮影・開出牧)
 栗林(右)からウイニングボールを渡される九里(撮影・佐藤厚)
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 「巨人0-1広島」(30日、東京ドーム)

 先発した広島の九里が7回2/3を投げ、6安打無失点と好投した。今季最多タイとなる124球の熱投でチームトップとなる6勝目を飾り「勝てて良かった」と安どした。

 緊迫の投手戦を制した。巨人の山口が八回1死まで無安打と快投。それに負けじと腕を振った。直球を軸に変化球を内、外に散らし、凡打の山を築いた。「本当に山口さんがいい投球をしていたので、何とか先に点をやらないように投げた。磯村がいいリードをしてくれました」と今季初めてバッテリーを組んだ女房役をたたえた。佐々岡監督は「しっかり攻めている中での投球だった」と評価した。

 5月23日のPCR検査で新型コロナウイルス陽性が判明。その後、6月16日の日本ハム戦で復帰登板したが、2試合連続で黒星を喫していた。復帰後初となる白星を飾り、「ここ2試合はふがいない投球をしてしまい、何とかチームに早く勝ちを付けたい中で勝てた。まずは最初に奥さんに報告できれば」と隔離期間中にサポートしてくれた愛妻に感謝の意を表した。

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