広島、49年ぶり6月で借金15 27日にも自力V消滅 佐々岡監督「申し訳ない」

 「広島1-4ヤクルト」(24日、マツダスタジアム)

 広島が競り負けた。先発した高橋昂が6回3失点と粘投も攻撃は六回、内野ゴロの間に奪った1点のみだった。4連敗と同一カード3連戦3連敗は今季3度目。ヤクルト戦7連敗は、98年5~6月以来23年ぶり。借金は今季最多の「15」に膨らむなど負の数字が連なった。6月中の借金「15」は1972年以来。早ければ27日にも自力優勝の可能性が消滅する。

 負の流れを断ち切れない。投打がかみ合わずヤクルトに辛酸をなめた。今季の燕戦は1勝のみ。同一カード3連戦3連敗を喫し、同戦の連敗は「7」に伸びた。佐々岡監督は厳しい表情で言葉を紡いだ。

 「強い真っすぐを狙った中でいっていたんだけど、なかなかそれが崩せなかった。力自体があるのは分かっていた。それを狙っていて打てなかった。負けが込んでいる。申し訳ない」

 攻撃は五回まで0行進。得点圏に走者を進めることさえできなかった。苦しめられたのは高橋が投じる150キロに近い直球。ミーティングで対策を講じていたものの捉えきれなかった。

 河田ヘッドコーチは「本当にしっかりとカウント球、勝負球である真っすぐをね、何とか前に飛ばしていこう、捉えてという話だったけど、序盤でそれができなかった」と振り返った。

 得点は六回1死満塁で林の一ゴロの間に奪った1点のみだった。3試合連続で4番起用された若鯉は、安打こそ放てなかったものの、懸命に走りヘッドスライディング。併殺打を免れ、唯一の得点をもたらした。

 林は「1点を取らないといけない場面。絶対に1点を取ってやるという気持ちだった」と激走を振り返る。3番の小園は2安打で連続試合安打を6戦に伸ばした。チーム全員の勝利への思いは強い。

 4連敗と同一カード3連戦3連敗は今季3度目。ヤクルト戦7連敗は98年5~6月以来、23年ぶりになった。借金は今季最多「15」。6月中の借金「15」は72年以来、49年ぶりになった。首位阪神とは17・5差。早ければ27日にも自力優勝の可能性が消滅する。

 負の数字が並ぶが、河田ヘッドコーチは力を込めた。「やるべきことをやって試合に臨むしかない。みんな本当に早く出てきて練習して、一生懸命やってくれているので、あとはコーチたちが試合前までにちゃんと指示を与えて、あとは選手たちがやるべきことをやって臨んでくれればという話はしている」。流れを変える、1つの白星がほしい。

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