広島・森下 五輪代表の重み「結果が大事」 DeNA戦19日へ目標新た

 感謝の思いを白球に乗せる-。19日・DeNA戦(東京ドーム)での先発が濃厚な広島の森下暢仁投手(23)が17日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加し、5試合ぶりの4勝目を飾ることを誓った。東京五輪の日本代表に選出された右腕が、日の丸への感謝を胸に腕を振る。

 日の丸を背負う誇りと責任を感じながら、改めて抱負を口にした。五輪日本代表に選出され、家族を含め、たくさんの人から祝福を受けたという森下は「本当に選んでいただいてうれしい気持ち。結果を残さないといけない場所だと思う」と感謝の思いを胸に、さらなる活躍を誓った。

 先発が濃厚な19日のDeNA戦は、侍メンバーの一員として臨む初めての試合。ファンからの期待も大きく、これまで以上の結果と内容が求められる。

 自身は4月20日のヤクルト戦から6試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)を達成。防御率もリーグ4位の2・35と安定した数字を残しているが、4月27日のDeNA戦で3勝目を飾ったのを最後に自己最長となる4試合連続で勝ちがない状況だ。

 五輪でのアピールにつなげるためにも、侍選出後初登板となるこの一戦は自身にとっても重要な意味を持つ。「しっかりと長いイニングを投げられるようにやっていきたい」と白星奪取を誓った。

 この日はキャッチボールやダッシュをこなし、ブルペンに入った。永川投手コーチは「バランスよく投げていた。特に心配はしていない」と不変の信頼を寄せた。

 悪夢の1カ月間だった。5月17日に菊池涼ら3選手がPCR検査で新型コロナウイルス陽性判定を受け、自身も濃厚接触者に認定され、しばらく戦列を離れた。交流戦は球団歴代ワーストとなる3勝12敗3分け、勝率2割の最下位に沈んだ。また、交流戦史上初となる先発投手に1試合も勝ち星が付かない不名誉な記録もついた。チームは15日の西武戦で連敗を8で止めたが、リーグ最下位と苦しい状況に変わりはない。

 先発陣に勢いをもたらすため、五輪戦士の好投は必要不可欠だ。「結果が本当に大事だと思うので、自分のできる投球をしっかりしていきたい。チームが勝てていないので、勝てる投球をしたい」。侍ジャパンのプライドを胸に、チームを軌道に乗せていく。

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