チーム内に新型コロナウイルス陽性者が出た影響で２１日からマツダスタジアムで予定していた阪神３連戦が延期になったことを受け、広島の佐々岡真司監督（５３）は沈痛な思いを口にした。「こういうことは初めてだし、楽しみにしていたカープファンはもちろん、タイガースファンにも申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話した。

　１７日に菊池涼ら３選手の陽性が判明。２０日には鈴木誠ら７人の感染が判明し、この日も新たに倉バッテリーコーチの陽性が判明。これでチームでは計１１人となった。指揮官は「コロナの怖さを知っているだけに心配だ」と選手らを思いやった。

　２２日以降は感染防止を徹底しながら練習を行う予定。「感染防止はしっかりとしていた。外出、外食なしのルールもみんな守っていた。だからこそ本当に怖い。どこでどうかかるか分からない」と指揮官。今は再発防止に努めながら、一刻も早い収束を願うしかない。