広島の鈴木清明球団本部長は１９日、塹江敦哉投手（２４）と坂倉将吾捕手（２２）が新型コロナウイルス感染者と接触した可能性があることを明らかにした。２人の体調に異変はないが、「心配する部分があった。大事をとって」と話し、同日の巨人戦（東京ド）でベンチ入りメンバーから外し、自宅待機とした。

　広島では１７日に菊池涼、小園、正随が新型コロナの陽性判定を受けた。球団はこの日の朝、行動履歴などを再調査して２人を隔離対象とした。２０日に選手、関係者全員がＰＣＲ検査を受けるため、今後は検査結果を受けて判断する。

　広島は、保健所から感染した３選手との濃厚接触者はいないとされたが、球団独自の判断で計８選手を「感染拡大防止特例２０２１」の対象選手として１８日に出場選手登録を抹消している。