広島・森下好投も4勝目お預け 20イニング連続無得点に監督「きっかけがなかなか」

6回を投げ終え、ナインの声かけにサムアップする森下(撮影・高石航平)
引き分けに終わるも、好投の森下(左)をねぎらう佐々岡監督(撮影・高石航平)
ヤクルトと引き分け、9回に登板した3番手の栗林(右)を迎える広島先発の森下=神宮球場
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 「ヤクルト0-0広島」(12日、神宮球場)

 先発した広島の森下暢仁投手(23)は7回3安打無失点の好投も打線の援護がなく、チームトップタイの4勝目はならなかった。「とにかく点を取られないように意識した。点を取られたら流れがいってしまう状況。何とか抑えることができて良かった」と127球の熱投を振り返った。

 序盤から我慢の投球が続いた。「四球でテンポ悪く入ってしまった」。初回に2四球を与えるなど自己最多となる6四球。それでも崩れることなく、要所を締めた。佐々岡監督は「制球に苦しんでいた。らしくない四球もあったが、粘り強くゼロで抑えてくれた。辛抱強く投げてくれた」とたたえた。

 打線はヤクルト先発の田口を攻略できず、無念の引き分けとなった。8日・中日戦の八回からの連続イニング無得点は20となり、貧打にあえいでいる。指揮官は「辛抱強くやらないといけない。何かのきっかけで変わってくれると思うんだけど、そのきっかけがなかなかね」と得点力不足に頭を抱えた。

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