広島「こどもの日」マツダ不敗神話ストップ “9連戦”1勝6敗1分け借金5

 「広島0-4巨人」(5日、マツダスタジアム)

 雨上がりのマツダスタジアムにため息が充満した。広島が7安打で今季5度目の完封負け。引き分けを挟み2年ぶりの6連敗だ。佐々岡監督は「きょうは独り言を言って終わり。この3試合、打線が打てなかったから勝てなかった」と嘆いた。

 立ち上がりが不安定だったサンチェスを崩せなかった。無死一塁から2番・羽月が送りバントに失敗。1点を追う六回1死二塁では鈴木誠、松山の中軸が倒れた。打撃状態が上向いている松山を今季初めて4番で起用。5番に西川を配置した新布陣でも、機能しなかった。

 ノーゲームとなった阪神戦を含む“9連戦”は1勝6敗1分け。借金は「5」に膨らんだ。深刻なのは攻撃陣。4月27日・DeNA戦で10得点して以降、7試合連続で3得点以下に終わっている。

 打線の爆発が白星をつかみ取る喫緊の課題。河田ヘッドコーチは「みんなの奮起というか、結果が出てくるのを待つしかない。代わりのメンバーはいない訳だから。打つべき人が打てば勝つ訳だから」と奮起を促した。

 マツダスタジアム開場後、「こどもの日」に本拠地で黒星を喫するのは今年が初めて。「子ども(たち)も来ているのに申し訳ない」と指揮官。ファンを笑顔に変えるためには、何よりも勝利が必要だ。

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