広島・玉村 高卒2年目プロ初登板初先発「やってやるぞ」

 広島の高卒2年目左腕、玉村昇悟投手(20)が26日、プロ初先発初勝利へ自然体で臨む姿勢を強調した。この日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加した若鯉は、29日のDeNA戦(マツダ)で1軍デビュー予定。福井・丹生高時代には“越前のドクターK”という異名を取ったダイヤの原石が、本拠地のマウンドで躍動する。

 胸の高鳴りを感じながら汗を流した。玉村は緊張した面持ちで、先輩たちに交じって3日後の登板に備えた。1軍デビュー日を伝えられたのは24日。「やってやるぞという気持ち。今も楽しみな気持ちを持って、一日一日を過ごしています」と心境を明かし、初陣へ意気込んだ。

 野村とキャッチボールを行い、練習の最後はマウンドで約10球の投球練習。「2軍で練習してきたことをしっかり出せるように。緊張はすると思うんですが、気負わず自分の力を出せたらいい」と自然体を強調した。

 昨季は1軍登板がなく、体力強化に注力。入団当時76キロだった体重は83キロに増えた。打者側からするとタイミングが取りにくいフォームで、最速147キロ以上の速さを感じさせる球質が武器。今季は2軍で先発を重ね、ここまでウエスタン・リーグでは3試合で2勝0敗。防御率2・12と安定感を見せている。

 昨秋のフェニックス・リーグで視察した佐々岡監督は「2軍で『いい』という報告を受けた。2年目で楽しみ」と期待を寄せた。

 高3夏の福井大会では5試合で52奪三振。大会新記録を打ち立て“越前のドクターK”という異名を取った。「うまくいかないことの方が多いと思いますが、何とか試合を作れるように」と玉村。プロとしての第一歩を白星で飾る。

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