広島・島内 チェンジアップ解禁 「50試合登板」目標に“原点回帰”

 広島の島内颯太郎投手(24)が17日、チェンジアップの封印を解く“原点回帰”で50試合登板を果たすことを誓った。大学時代に持ち球としていた変化球。プロ1年目に握りを変えたことで感覚にズレが生じ、投げる機会がなくなっていた。かつての武器を再取得してフル回転する。

 封印していたかつての武器が、競争を勝ち抜くための重要なカードになる。島内は「今年はもう一個、球種を増やしたい。今のところ、キャッチボールをしている中で感覚がいいのはチェンジアップ」と、九州共立大時代からの持ち球を磨く姿勢を示した。

 プロ1年目で握りを変えて以降は感覚が戻らず、ほとんど投げていなかった。だが「(自分の年の)ドラフト前、チェンジアップが良くて(球団に)評価していただいたというのがあった。自分の生命線になるところと思ったので、もう一回それを取り戻そうと」。原点を見つめ直し、再び武器として磨いていくことを決めた。

 昨年末から大学時代の握りに戻し、「だんだん投げるたびに戻ってきた感覚があった」と手応え十分。「真っすぐと同じ腕の振りで空振りが取れ、カウント球にも勝負球にもなるチェンジアップを元々投げていた。そういう使い方ができれば」とイメージする。

 この日はマツダスタジアムで合同自主トレに参加し、キャッチボールやインターバル走などで調整した。昨季は38試合に登板したが「50試合登板はずっと目標に決めているので、今年こそ50試合登板。七、八回を任せていただけるような投手になりたい」と島内。思い入れのある変化球を、飛躍への一助にしていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス