広島の松山竜平外野手（３５）が２１日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸８５００万円から５００万増となる９０００万円プラス出来高でサインした。（金額は推定）

　松山は更改を終え、「ちょっと上げてもらいました。まずは１年間よく頑張ったと言ってもらいました。ただ、（今季成績には）納得できていない。悔しいです」と話した。覇権奪回を目指す来季に向け「毎年のように言っていますが、１００打点が目標。チームの優勝に貢献したいです」と誓った。

　今季は開幕１軍こそ逃したが、６月２６日に初昇格。その後はクリーンアップを担い、シーズン終盤にかけては４番として勝負強さを発揮した。１０８試合の出場で巧みなバットコントロールで計１１２安打を積み上げ、打率・２７７、９本塁打、６７打点だった。

　来季はマイナー通算１５１発の新外国人、ケビン・クロン内野手（２７）＝前ダイヤモンドバックス＝が加入。一塁起用の方針で松山にとってライバルとなる。長距離砲に対抗するため、オフは筋力アップに励んでいる。持ち前の打力をさらに磨き、チームに貢献していく。