広島・宇草 エース撃つ!「すごい投手を打ってこそ価値」 今季13試合で痛感

 広島の宇草孔基外野手(23)が5日、来季のエース撃ちに意欲を示した。ルーキーイヤーの今季は13試合に出場。プロ初安打に初打点もマークしたが、エース級との対決では満足いく結果を残せなかった。10月に右足首外側の手術を受け、現在はトレーニングで状態を整えている。今年味わった悔しさを晴らすべく、完全復帰を目指していく。

 レベルの高さを肌で感じたからこそ、向上心は尽きない。プロ1年目で立った1軍のグラウンド。宇草は「1軍(の試合)に出してもらって、より分かることもありました。一流の投手だったり一流の選手を間近で見て、それが一番刺激になりました」と何物にも代えがたい経験を振り返った。

 10月6日に1軍初昇格を果たし、その日にプロ初安打と初盗塁を決めた。チームに新風を吹かせた一方、浮き彫りになった課題は他球団のエースとの対戦だ。巨人・菅野に対しては3打数1安打。阪神・西勇には4打数無安打2三振と、手玉に取られた。

 一流投手との顔合わで把握できたのは、自身の“現在地”。「エース級、勝ちパターンの投手になってくると、すごい投手が多い。そういう投手を打ってこそ、価値があると思うので」。力強い直球に振り負けないことの重要性も、身をもって感じた。

 10月21日の阪神戦(甲子園)で右足付近に死球を受け、翌22日に右腓骨骨折の手術を実施。現在は上半身のトレーニングなどを行って、復帰への歩みを進めている。2年目を迎える来シーズン、必ず1軍舞台に戻ってエースを撃破する。

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