広島・薮田、成績も球速もジャンプアップ 先発勝負へ目指す常時150キロ

 広島の薮田和樹投手(28)が2日、オフは瞬発系のトレーニングに励むことを明かした。下半身などを鍛え上げることで安定感を高め、安定して150キロを超える直球を投げることが狙いだ。来春は先発で勝負する右腕。跳躍練習を軸に“ジャンプアップ”を目指していく。

 来季に向けて並々ならぬ覚悟を示した。マツダスタジアムでウエートトレーニングを行った薮田は、常時150キロの直球を繰り出すためにオフは瞬発力を鍛え上げる取り組みを明かした。「技術面だったり、球速につなげていければ」と理由を説明した。

 今季は主に中継ぎとして28試合に登板。1勝2敗2ホールド、防御率4・60に終わったが、10月22日の阪神戦では6回2失点に抑え、先発では933日ぶりの勝利を挙げた。

 9月15日の2軍降格後、88キロの体重を3キロ落としたことで「動きが良くなった」と効果を実感して白星につなげた。85キロが「動きとしては一番いい」という“適正体重”だと明かし、現在86キロの体重を1キロ減らして春季キャンプに臨む予定だ。

 反復横跳びなどジャンプを多く取り入れたメニューをこなしつつユーチューブなどの動画サイトにあるトレーニングを実践して瞬発力アップを目指しているという。

 来春は先発で勝負する右腕。「結果を出さないといけない立場なので、完成度を求めていきたい。ベースを上げていきたい」。力を込めた背番号23が充実したオフを過ごし、ジャンプトレでさらなる飛躍を遂げる。

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