広島・山口翔、5回8奪三振無失点も「先頭打者への入り方」反省
「フェニックス・リーグ、西武1-1広島(23日、南郷スタジアム)
先発した広島の山口翔投手(21)が92球を投げ、5回4安打無失点に抑えた。
この日の直球の最速は147キロを計時。二回には3者連続三振に仕留めるなど、自慢の直球を軸に西武打線から8つの三振を奪い「真っすぐはしっかりと投げられた」と速球に手応えをつかんだ。
それでも「反省すべきところが多かった」と右腕。毎イニングで先頭打者を出し、そのうちの二回、三回、五回は四球で出塁を許した。「先頭の入り方だと思う。先頭が出るとリズムが悪くなる。しっかり修正していきたい」と課題を口にした。
視察した佐々岡監督は「球の強さは出てきている」と一定の評価を与えながらも、「球のばらつきがある。いい球がある中でそれが続かない。安定した投球を見せてほしい」とさらなる奮起を求めた。