広島の高橋昂 肘の負担軽減に“新フォーム” オリックス由伸の投法を参考に

 広島の高橋昂也投手(21)が肘の負担を軽減する“新フォーム”に着手している。オリックス・山本由伸投手(21)の投法を参考に、すぐにトップをつくる投げ方に修正した。昨年2月の左肘手術から順調な回復を遂げている左腕は、与えられた時間の中でフォーム固めに専念し、さらなる飛躍を目指す。

 高橋昂が理想の投球を追求し、新たなフォームで高みを目指している。

 昨年2月にトミー・ジョン手術を受け、長期の戦線離脱を余儀なくされた。「肘の負担が大きい投げ方だった」。その反省から「どのフォームが一番肘に負担を掛けずに安定して強い球を投げられるか」という点を重視して試行錯誤を続けた。

 その結果、3月頃から投球の際にすぐにトップをつくるフォームに変更。昨季、最優秀防御率のタイトルを獲得した同学年のオリックス・山本由伸の投げ方を参考にしたという。利き手は違うが「自分の中で一番最高の投げ方。自分の中の理論が当てはまる」とし、肘の使い方などが自らのスタイルに合うという。

 以前はテークバックを大きく取り、ゆっくりトップをつくっていた。すぐにトップをつくると勢いを殺してしまうと考えていたためだが、新フォームでも「球の勢いも質も変わらなかった」と実感。テイクバックについては「小さくというよりかはコンパクトにする感じ」に変更した。

 現在は3軍調整となっているが状態は「8割ぐらい。投げようとすれば全力で投げられる」とほぼ完調だ。「試合もないので、急ぐとか焦る必要はない。今は変えたフォームを固めたい。感触はいい」と話す高卒4年目は、地道に復帰への階段を歩んでいく。

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