広島メヒア 脱力効果実感!力まず「ヘッド走らせる」新フォームで快音

 広島のアレハンドロ・メヒア内野手(27)が1日、“脱力スイング”で持ち前の長打力に磨きを掛けていくことに意気込んだ。新フォームに着手している助っ人は、力まないスイングを心掛けることで打球の伸びを実感。開幕日は未定で先行き不透明な状況が続く中、練習で新フォームを固めながらシーズンに備えていく。

 乾いた打球音が何度も鳴り響いた。マツダスタジアムでのフリー打撃。メヒアのバットから放たれた打球が、左中間スタンドに勢いよく着弾する。しかし打球の豪快さとは裏腹に、スイング自体に力感はない。「力まず(バットの)ヘッドを走らせることに集中しています」と力を抜いたスイングを心掛けている。

 ボールを捉える瞬間にバットのヘッドを走らせることは、打球の飛距離につながる重要な動作。「今までの反省を込めて、バットの(スイング)スピードで打つということは考えるようになった」。過去の自分を振り返った上で、ヘッドを“利かせる”スイングを繰り返し「ボールはよく飛んでいるな、と。あまり力を入れなくても、飛距離は出るなと感じています」と成果を実感している様子だ。

 従来よりグリップの位置を低くして、バットのヘッドを捕手側に傾ける新フォームに着手。その狙いはコンパクトなスイングの再現にある。「構えたところから、スッとバットを出す」ため、ティー打撃では上から下に落とされたボールを打つ練習も行っている。

 1勤1休の限られた練習環境にも「準備期間は十分あるので」と前を向いたメヒア。腕力だけに頼らない打法を、完全習得する。

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