広島・ピレラまた送球難を露呈 居残り練習の成果出せず バットでも3タコ

 「オープン戦、ヤクルト6-7広島」(22日、ANA BALL PARK 浦添)

 「3番・三塁」で先発出場した新外国人のピレラが課題のスローイング難を露呈した。三回に山田の打球を処理し一塁へ悪送球。四回にも無死満塁のピンチで当たり損ねのゴロを処理し、一塁へ送球したが、これもワンバンとなった。一塁の安部が好捕し、失策にはならなかったが、ヒヤリとする場面だった。

 ピレラは14日のロッテとの練習試合でも送球ミスを犯しており、20日には居残り練習に励んだばかり。山田コーチが素手で投げたゴロを捕球し、一塁への送球を繰り返した。「下半身を意識してやった。送球リズムやバランスを学ぶことができた。捕球も送球もブラッシュアップしていきたい」と手応えを口にしていたが、再び不安をのぞかせた。

 メジャーでは主に外野と二塁を守っていたピレラにとって三塁は新たな挑戦でもあるが、佐々岡監督は「経験を積んで慣れてもらわないと」と渋い顔。バットの方も3打数無安打に終わり、六回の守備から退いた。朝山打撃コーチはクリーンアップについて「龍馬は3番か5番に入れたい。誠也の前後にいい打者を置きたい」と話したが、ピレラについては「分からない」と話すにとどめた。

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