広島ドラ2宇草 外野争い「食らいつく」守備力向上へ広瀬コーチと“マンツーマン”指導

 「広島春季キャンプ」(18日、沖縄)

 レギュラー奪取を目指す広島のドラフト2位・宇草孔基外野手(22)=法大=が18日、課題となっているスローイングの矯正に取り組んだ。早出練習で広瀬外野守備走塁コーチからマンツーマン指導を受け、スローイングや足の運び方について助言を受けた。打撃と走塁が売りのルーキーが守備を克服し、アピールを続ける。

 必死な思いが、宇草の表情からにじんだ。全体練習前、広瀬外野守備走塁コーチからマンツーマン指導を受けた。「スローイングが一番の課題。技術的なアドバイスも、考え方のアドバイスも受けました。一日一生じゃないけど、そういうつもりでやっています」とうなずいた。

 練習はユニークそのものだった。右膝を地面に立てた状態でのネットスロー。また、セットポジションの体勢で短いゴムチューブの端を左手に持ち、スタッフに三塁方向から引っ張ってもらうことで左肩の開きを抑えたまま本塁方向へ走り、チューブを離すと同時に本塁へ送球。その後はバドミントンのラケットを手に、同コーチが打ったシャトルをスローイングの形で打ち返す動作を繰り返した。打球に対する一歩目の切り方や重心の確認など、外野手にとって重要な動きを体に染みこませた。

 広瀬コーチはスローイング改善に「投げる前に、プレッシャーを掛けているところがある。意識の方向を変えてほしい」と取り組みの意図を明かす。実際の試合ではバックホームやショートスローなど、正確な送球ができなければ失点につながることにもなる。

 チームの外野は鈴木誠、西川がレギュラー濃厚で、残り一枠を争う構図。長野や野間らとの競争を勝ち抜くには、守備力向上が欠かせない。「食らいついてやっていきたい」。法大の先輩である広瀬コーチと二人三脚で、鍛錬の日々を送っていく。

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