岡田 USAで自主トレ カモンベイビー復活!今年の悔しさ晴らす

 広島・岡田明丈投手(26)が5日、来年1月に初の米国自主トレを行うことを明かした。温暖な場所で体を動かせることで、早くから自身の“現在地”を知ることもできる。今季はプロ4年目で初の未勝利に終わるなど悔しいシーズンを送った右腕が、国境を越えて復活への足掛かりをつかむ。

 巻き返しの2020年へ、岡田が海を渡る。来年1月に米国で約10日間、トレーナーを伴って行う単独自主トレ。初の海外トレへ踏み切った右腕は「暖かい所でやれるのも含めてですね。どのぐらい動けるかがある程度分かると思うので、プラスだと思います。いい時間になれば」とうなずいた。

 米国ではジムでのウエートトレや、キャッチボールなどで汗を流す。「暖かい所から(帰国後)また寒い所に戻るけど、体にどんな反応が出るかはやってみないと分からない」と、まずは経験することを優先させる。投球フォームなどは確認作業の段階で行う予定だが「体の動かし方も、違うものが見つかれば。ヒントがあればいい」と意欲を示した。

 今季は開幕ローテに入ったが、自己最少の3試合の登板で0勝2敗、防御率14・14に終わった。持ち味の直球のさらなる強化を図る右腕は現在「自分の感覚を完璧にしたい」と好感覚を持つフォームの再現性を求めて自主トレを行う。復活へ向けて、大事なオフだ。

 「(今季は)1軍にいられなかったので、1軍でしっかり投げていかないといけない。まずはしがみつく気持ちでいきたい」。来季のセットアッパー候補にも挙がっている背番号17。闘志を胸に、土台を作り上げていく。

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