3位の霞ケ浦・鈴木「自分に合った球団」 同校OB2年先輩の遠藤も所属
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「プロ野球ドラフト会議」(17日、グランドプリンスホテル新高輪)
霞ケ浦の最速148キロ右腕・鈴木寛人投手は、広島に3位指名された。名前が呼ばれると大きく息を吐き、表情も崩れて、安どの笑みがこぼれた。
「小さい頃から夢だったプロの世界に入れる。とてもうれしいです」。第一声には喜びがあふれたが、すぐに「入っただけで満足せず、できるだけ早く1軍に上がれるように頑張っていきたい」と決意を口にした。
187センチの上背から投じる速球とキレのあるスライダーが武器。今夏は大黒柱として、霞ケ浦を4年ぶりの甲子園出場に導いた。
「育成が上手なイメージ。自分に合った球団だと思う。応援もすごい」という広島には、霞ケ浦の2年先輩で、今季プロ初勝利を挙げた遠藤がいる。「尊敬しています。同じ球団になったので、いろいろと教えてもらいたい」と心強そう。教え子2人がプロで同僚となる高橋祐二監督も「いい縁だったなと思う。慌てずしっかり体を作って、2、3年後に1軍で投げてくれれば」と目尻を下げた。