九里 安定感抜群!7回2失点で5勝目「五回はゼロで抑えられるように」

 「ヤクルト5-12広島」(28日、神宮球場)

 最大のピンチを切り抜けると右拳を握り、雄たけびを上げた。広島・九里が5-1の五回無死満塁から1死を奪うと山田哲を直球で見逃し三振、山崎は投ゴロに仕留めた。7回を6安打2失点で5勝目。チームの9連勝に大きく貢献し、「勝てて良かったです。(五回は)ゼロで抑えられるようにと」と安どした。

 初回は1死一、三塁からバレンティンの犠飛で先制点を許したが、打たせて取る投球でテンポ良く腕を振った。直球にスライダーやチェンジアップなど変化球を交え、その後の失点は六回に青木に許したソロのみ。「一人一人、目の前の打者に向かっているのがいい結果につながった」とうなずいた。

 今季は一時中継ぎへ配置転換となったが、先発復帰した交流戦以降の防御率は2・29と安定感を示す。直球の質向上を求める右腕は昨オフに米国で自主トレしたのをきっかけに、重い時は8~10キロの鉄アレイを人さし指と中指で持ち上げるなどの指先強化を行う。「まだまだ」と満足感は見せないが、地道な努力は結果につながる。

 佐々岡投手コーチは「立ち上がりはね。でもその後低めに粘り強く投げてくれた」と評価した。「一戦一戦勝てるように頑張っていきます」。背番号12は高みを目指し続け、勝ち星を重ねていく。

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