新井誓った全力プレー 被災地へ「少しでも明るくなってもらえるような」

 広島・新井貴浩内野手(41)が19日、西日本豪雨被害後初となる20日からの巨人3連戦(マツダ)に向けて全力プレーを約束した。未曽有の大災害から約2週間。被災地の人々が懸命に復興を目指す中、ベテランは「少しでも明るくなってもらえるようなプレーをしたい」と力を込めた。

 本拠地に16日ぶりの球音が戻ってくる。広島市出身の新井は被災地の人々の心に寄り添いつつ、「元気が出るように、少しでも明るくなってもらえるようなプレーをしたい」との思いを口にした。

 西日本豪雨から約2週間。被災地の人々は平穏な日々を取り戻そうと懸命に前を向いている。新井は「暑い中、復興に向けて、たくさんのボランティアの方が来てくれている」と感謝。自身も17日・中日戦(ナゴヤドーム)の試合前に募金活動に参加。緒方監督、石原、ジョンソンらと共に募金を呼びかけた。

 2011年、東日本大震災が発生した際にはプロ野球の開幕日を巡って、労組プロ野球選手会の会長として奔走した過去がある。だからこそ、豪雨直後から「簡単にはコメントできない」と慎重に言葉を選んできた。

 ベテランにとって、マツダスタジアムの声援が何よりの励みになる。今季の巨人戦は打率・286、1本塁打、6打点と相性がいい。新井は「少しでも明るくなってもらえるようなプレーがしたい」と繰り返した。広島のため、ファンのためにプレーし続ける男が、被災地の人々の心に希望の灯をともす。

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