「巨人４－０広島」（６日、東京ドーム）

　好投も、一発に泣いた。広島・大瀬良大地投手（２７）が６回３安打２失点で４敗目。菅野との好投手対決を制することができず、「先に点をやらないようにしていましたけど、甘さが出ました」と悔しさをかみしめた。

　初回からテンポ良く投球を展開し、五回までは散発２安打。だが六回、味方の失策で先頭・菅野の出塁を許すと、坂本勇への３球目だった。「抜けて入ってしまった」と高めの直球をバックスクリーンへ運ばれ２点を献上。１点を争う中で先制点を許し、マウンド上で唇をかんだ。

　緒方監督は「絶好調じゃなかったが、要所要所しっかり投げていた。こういうふうに１試合１試合投げてくれたらいい」と評価。前半戦最後の登板を白星で飾れなかった大瀬良だが、この敗戦を糧に勝利へ導く投球を再び積み重ねていく。