野村 4・6以来復活星!73分遅れ開始も冷静に六回途中無失点

 「阪神3-11広島」(23日、甲子園球場)

 開幕投手の復帰星が、今後のチームを明るく照らした。約2カ月ぶりの1軍マウンドとなった広島・野村が5回2/3を4安打無失点。4月6日・DeNA戦以来の3勝目を挙げ、「味方の先制もあったので、いい感じで投げられた。ゴロアウトも取りたい時に取れた」と柔和な表情を浮かべた。

 雨で試合開始が1時間13分も遅れたが、ものともせずに投球を展開。初回先頭の糸原に四球を与えたが冷静に後続を断つと、三回までは無安打投球。五回は1死一、二塁とこの日唯一、得点圏に走者を背負ったが、代打・高山を二ゴロ併殺。右拳をガッチリと握り、感情をあらわにした。

 4月26日のDeNA戦で、背中の筋挫傷のため途中降板。翌27日に出場選手登録を抹消された。故障の原因を「フォームだと思う」と振り返り、畝投手コーチも「上体が立って、横振りになっていた」と語る。2軍戦の打席で右腕に死球を受けたこともあり復帰に時間がかかったが、その間に完全修正し、自信を持って1軍に復帰し結果を残した。

 緒方監督は「祐輔はこれからの戦いで頑張ってもらわないといけない。ゴロを打たせる投球でしっかり投げてくれた」と評価した。「2カ月空いてしまったので、ここからしっかりと取り返せるようにしたい」と背番号19。リーグ3連覇へ向けて、チームに必要不可欠な右腕の再進撃が始まった。

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