松山、勢いもたらす一発!奇跡サヨナラ呼んだ「思い切ってひっぱたきました」

 「交流戦、広島8-7西武」(30日、マツダスタジアム)

 一塁を回ると力強く拳を握った。拍手喝采を浴びながら、広島・松山はゆっくりとダイヤモンドを一周した。一時逆転となる3号2ラン。雨が降る中、真っ赤に染まった右翼席にたたき込んだ。

 「甘くきた球を思い切ってひっぱたきました」

 2-3の七回1死。右太もも裏の筋挫傷から復帰後、初めてスタメン出場した丸が中前打で出塁。その後2死二塁となって出番が来た。2球目の低めのスライダーを、持ち前の高い打撃技術ですくい上げた。4月17日のヤクルト戦(呉)以来となる一発。誰しもが期待した最高の結果だ。

 二回に左前打を放つと四回には二塁内野安打で出塁した。今季2度目の猛打賞を記録。4月の月間打率は・277と苦しんだが、これで5月は・340。迷いなく積極的にバットが振れるようになってきたことで、打撃状態は上向いてきた。

 この日から丸がスタメン復帰。1番から従来の「タナキクマル」が復活した。それに伴い、松山の打順は5番になった。常々、言い続けている言葉は「打順はどこでも自分の仕事をするだけ」。主軸を担うことに変わりはない。その責任感を胸に抱き、打点にこだわりグラウンドに立つ。

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