広島バティスタ、4番奪取へ猛デモ3発 ジョンソン&カンポス撃ち

 「広島春季キャンプ」(17日、沖縄)

 広島のサビエル・バティスタ内野手(26)が17日、フリー打撃で主力級の投手と対戦し、ジョンソンから1本、新外国人・カンポスからは2本と計3本の柵越えを放った。昨季ブレークしたドミニカンが目指すのは4番奪取。今季も怪物っぷりを示すべく、開幕へ向けて照準を合わせていく。

 南国の心地良い日差しの下、打球がグングンと伸びた。バティスタが午後からのフリー打撃で野村、ジョンソン、カンポスと相対し15スイングで3本の柵越え。「今日は良かったね」。本領を発揮し分厚い胸を張った。

 号砲は7スイング目。ジョンソンの高めの球を仕留め、打球は左翼後方の防球ネット下部で跳ね返った。自身がこの日一番の当たりに挙げたのは、9スイング目。カンポスの直球を豪快に振り抜き、今度は左中間のネット中段に突き刺す豪快弾だ。その3球後もバックスクリーン手前にぶち込み、圧倒的な存在感を示した。

 朝から取り組んだ早出打撃練習が奏功した。東出打撃コーチから助言を受けながらバットを振り「早出からタイミングを早く取ることを意識したよ」とうなずく。ここまで紅白戦3戦では5打数無安打と息を潜めていたが、今後の実戦での爆発を予感させる。

 昨年6月に支配下登録され、初打席初本塁打を記録するなどで名をとどろかせた。今季は4番への希望を強く持ち、「良いものを見せられたら、いけると思います」と自信ものぞかせる。今年初の対外試合となる18日の練習試合・中日戦は松山に4番を譲るが、「今日みたいな状態で明日に臨みたい」。シーズンへ向けて、背番号95は本気モードだ。

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