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田中広輔は今年もCS男!雨天打ち切り直前の先制打がV撃…カープ初戦制す

 5回、先制の2点適時打を放ち雄叫びを上げる田中=撮影・高部洋祐
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 「セCSファイナルS・第1戦、広島3-0DeNA」(18日、マツダスタジアム)

 CSファイナルSがセ・パ両リーグともに開幕し、リーグ2連覇の広島はCS史上初の降雨コールドでDeNAに先勝した。五回裏終了後に中断に入り、そのまま試合は3-0で終了。勝利に導いたのは、昨季のCSで大暴れした田中広輔内野手(28)だ。五回2死満塁から中前へ先制の2点適時打。結果的にこれが大きな決勝点になった。広島には1勝のアドバンテージがあるため、DeNAとは2勝差。2年連続の日本シリーズ進出へあと2勝だ。

 降り続く雨を、広島、DeNAの両軍選手、そしてスタンドの観客が見つめた。五回裏終了から始まった中断。1度シートがかけられたが、再び外して土を入れるなどグラウンド整備が続いた。それでも一向に弱まらない雨。再びシートがかぶせられる。そして中断開始から36分後、責任審判である佐々木球審が本塁後方に立つと、ゲームセットを告げた。CS史上初の降雨コールド試合。一塁ベンチで鯉ナインはハイタッチを交わした。

 悪天候ながら試合は緊迫した投手戦になった。その均衡を破ったのは、昨季の“CS男”田中だ。円陣を組んで臨んだ五回、安打と2四球などで2死満塁。この好機で高めに浮いた石田の変化球を中前へはじき返した。快音とともに、真っ赤に染まったスタンドから大歓声が湧き起こる。先制の2点適時打。切り込み隊長の一打で球場のボルテージは一気に最高潮へと達した。

 「薮田が頑張っていたので、何としてでも点を取りたかった。石田くんはいい球を投げるので、投手の足元を練習から心掛けていた。その成果が出たと思います」

 決戦前に気持ちを奮い立たせた。昨年のCSファイナルS第1戦前。昨季限りで引退した黒田博樹氏の発案でCSファイナルS突破へ向けてシーズンの名場面を集めたモチベーションビデオを観賞したが、今年も同様のビデオが作成され、この日の試合前にマツダスタジアムの一室で映像が流された。「ともに日本一へ」。最後は力強い言葉で締めくくり、目標を再確認して団結力を一段と強めた。

 「気持ちがグッと入る映像だった。試合に入っていく中でいいモノになった」。田中の気持ちも戦闘モードに切り替わった。

 CSでの勝負強さは変わらない。昨年のCSファイナルSでは打率・833の活躍でMVPに選ばれた。この日も決勝打の働きを演じた背番号2に、緒方監督は「去年同様にキーマンになる感じがする。また明日、頑張ってほしい。タナ、キク、マルにかける期待は大きい」と目を細めた。

 リーグ1位に与えられるアドバンテージを含め2勝0敗となった。「勝ち方はすっきりしない勝ち方でしたけど、点を取って勝てた。明日にもいい流れを持っていける」と田中。2年連続日本シリーズ進出へあと2勝。悲願の日本一へ、勢いそのままに突っ走っていくだけだ。

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