安部、日本Sまでに間に合わす ジョギング再開「ビールかけしたい」

 ノックを受ける安部
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 右ふくらはぎの血腫切除からリハビリ中の広島・安部友裕内野手(28)が10日、広島県廿日市市の大野練習場で離脱後初めてジョギングを再開した。屋内ではノックや打撃練習に取り組むなどリハビリは順調。28日に開幕する日本シリーズでの復帰を視野に、歩みを進めていく。

 強い日差しが照りつける中、一歩一歩を慎重に踏み出した。離脱後初のジョギング。患部をかばうしぐさはない。安部は、わずか10分間で回復への手応えを感じとった。

 「全然問題ない。日に日に良くなっている。患部にまだ硬さはあるが、動きの部分で心配するようなところはあまりない」

 9月18日の阪神戦で投球が右ふくらはぎを直撃。治療を続けていたが、患部に改善が見られないため、同25日に血腫を切除。今月4日から大野練習場で練習を再開した。この日は、正面へのノックを受けたり、打撃練習などで体を動かした。全治は未定だが、練習の強度は日を追うごとに上がってきている。

 モチベーションとなっているのは日本シリーズだ。「CSは厳しいですけど、その後の戦いで何らかの形でチームに貢献したいという気持ちはある。チームの勝利に貢献して、また胴上げやビールかけをしたい。そのためにしっかり準備するしかない」と気持ちを高ぶらせた。

 今季は勝負強い打撃と走塁でチームの連覇に貢献した背番号60。復活すれば、戦力としても大きい。「焦りもありますけど、慌ててまたケガをしてしまったら意味がない」。はやる気持ちを抑えながら、無理なく着実にリハビリを進めていく。

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