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大瀬良3年ぶり10勝!CSローテ前進 “新球”縦スラさく裂

 「広島3-1ヤクルト」(28日、マツダスタジアム)

 広島・大瀬良大地投手(26)が3年ぶりに2桁勝利と規定投球回に到達した。“新球”の縦に落ちるスライダーを武器に、7回を7安打1失点。CSローテ入りへ、アピールに成功した。チームは本拠地の今季最終戦を白星で飾った。

 上から目線の大瀬良が、ツバメ軍団を圧倒した。トレードマークの笑顔は封印。マウンドでポーカーフェースを貫き、3年ぶりに節目の白星を手にした。

 「今日は強い気持ちを持って、マウンドから見下ろして投げてやろうと思いました。2桁勝利できたのは、野手と中継ぎの方のおかげです。うれしいです」

 今季一度も投げていなかった“新球”の縦に落ちるスライダーが緩急を生み出した。直球とカットボール中心の組み立てから新境地を開拓し「腕が振れて、試合の中で感覚が良くなった」とうなずいた。

 「投げつけてやろうと思いました。でも何もならないので…」

 前回21日・阪神戦(マツダ)は初回に5点の援護をもらいながら、六回途中降板。チームは逆転負けを喫し、10勝目が逃げた。ベンチでは自分自身への怒りからグラブを投げつけようとしたが、そこでわれに返った。

 大学時代、全国大会進出をかけた試合に敗れ、過去に一度だけ道具に当たったことがある。「いい気持ちがしなかったので。白星も欲しいですけど、ああいう降り方をしないようにしたい」。悔しさとふがいなさを忘れずに昨季、黒田氏から授かった「マウンドを降りるまで笑顔を見せる」という金言を胸に刻んでマウンドに上がった。

 走者を許しても集中力を維持。「ピンチになると甘くなって打たれる」というマイナス思考を振り払い、7回7安打1失点。緒方監督は「先発で1年間回っていたら、最低150イニング投げてほしい」とハードルを設けつつ「10勝して、長いイニングを投げられたのは良かった」と、評価することも忘れなかった。

 2年連続のキャンプ途中離脱から始まったプロ4年目。2桁勝利と規定投球回をクリアし、目標のCSローテ入りも現実味を帯びてきた。大瀬良は「どこのポジションでもしっかり投げる準備をしていきたい」と言葉に力を込めた。CS突破、そして日本一へ。先発のマウンドで輝く。

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