引退・江草が盟友・狩野へ三振予告 ともに引退試合「本当のガチンコ勝負」挑む

  「ウエスタン、阪神-広島」(27日、甲子園)

 今季限りで引退を表明している広島・江草仁貴投手(37)の引退試合が行われる。試合前には「こういう場を設けてくれて、球団、監督、コーチの方などにすごく感謝しています。普通はできない経験を色々できたのでよかったです」と話した。

 江草は広島県福山市の出身。盈進高から専大に進学し、02年度ドラフト会議で、自由枠で阪神に入団した。主に中継ぎとして活躍し、05年にはSHE(桟原・橋本・江草)を組み、リーグ優勝に貢献。09年には62試合に登板した。11年途中に西武にトレード。12年の開幕前には、嶋重宣との交換トレードで地元・広島へ移籍した。13年に左肘のじん帯再建手術。今季は1軍での登板はなかった。

 最後の登板では阪神時代に一緒にプレーした狩野と対戦予定。「バッテリーを組んだこともある。最後で勝負できるのは楽しみ。本当のガチンコ勝負。狩野に『俺、三振とりたいから』と言った」と気持ちを高ぶらせた。

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