江草が引退、鯉ユニ「誇りに思う」05年阪神Vにも貢献
広島の江草仁貴投手が20日、球団に今季限りでの引退を申し入れ、了承された。
江草は「自分の球が思うように投げられずイメージしたアウトが取れなくなった。8月に引退を決めたが、チームが優勝争いをしていたので水は差したくなかった。やり残したことはない。ずっと子供の頃からカープの帽子をかぶって遊んでいた。(西武からの)トレードが決まった時はうれしかった。カープのユニホームを誇りに思います」と語った。
江草は広島県福山市の出身。松坂世代の1人で、盈進高から専大に進学し、02年度ドラフト会議で、自由枠で阪神に入団した。主に中継ぎとして活躍し、05年にはSHE(桟原・橋本・江草)を組み、リーグ優勝に貢献。09年には62試合に登板した。11年途中に西武にトレード。12年の開幕前には、嶋重宣との交換トレードで地元・広島へ移籍した。
広島では6年プレー。13年に左肘のじん帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた。今季は1軍登板がなかった。
妻は12年ロンドン五輪で28年ぶりの銅メダルを手にした女子バレーボール日本代表のセッターとして活躍した竹下佳江さん。