5番松山&6番西川&7番安部の左3人で藤浪攻略

 「阪神3-5広島」(16日、京セラドーム大阪)

 鯉の左打者陣が猛威を振るった。立ち上がりから復活を期する藤浪の好球を確実に捉える。広島は足でも右腕を揺さぶり、立ち直る隙を与えなかった。

 まずは初回だ。先頭の田中が意表を突く投手前へのセーフティーバントで出塁。その後、安打と四球などで1死満塁の好機をつくり松山に打席をつないだ。「犠牲フライでもという気持ちでいきました」と、藤浪の真ん中低め153キロ直球を強振。左翼フェンス直撃の先制適時打とした。

 攻撃の手は緩めなかった。三回1死三塁では西川が左中間を破る適時二塁打。続く安部の連続適時長短打で加点。7四死球と荒れる藤浪だったが、好球を待った。四回は丸が中前打。五回には安部が2本目となる二塁内野安打を放つなど、右腕から記録した7安打のうち6本は左打者のバットが生み出した。

 試合前には石井打撃コーチが藤浪対策の助言をしていた。「それ(乱調)ありきで試合に入るなと伝えた。ゾーンに来る球をしっかりスイングしていこうということだった」。ナインはきっちり体現し、実践した。

 12球団トップのチーム打率・276を誇る最強の鯉打線。悲願のリーグ連覇と日本一に向けて、猛打は止まらない。

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