5番・松山、一塁へ激走ヘッドで先制点奪う「恥ずかしいです…」

 「広島6-3中日」(22日、マツダスタジアム)

 アンパンマンの執念が勝利を呼びこんだ。高く飛ぶことはできなかったものの、気持ちを前面に押し出し、一塁へ飛び込んだ。ヘルメットが宙を舞い、衝撃でメガネもはずれた。広島・松山がヘッドスライディングで先制&決勝点をもぎとった。

 0-0の四回2死一、三塁だ。捉えた直球が一、二塁間で弾んだ。二塁手・堂上が打球処理にもたつく間に懸命に走る、走る。最後は自然と体が反応しダイブ。「恥ずかしいです…」。ユニホームを泥だらけにしながら勝ち取った適時内野安打だ。

 柳との前回対戦では、2打数無安打に抑えられた。この日も決して完ぺきな当たりではなかったが、食らいつく姿勢が好結果に結びついた。緒方監督は「左投手のときの起用にも応えてくれている。結果だけではなく内容でも良いものを残している。打線がつながる要因になっているし、自信にして最後まで頑張ってほしい」と目尻を下げた。

 6月の好調そのままに、7月も安打を積み重ねる。5日の巨人戦から13試合連続先発出場中で、月間打率は・327だ。松山が5番に座ることで、1番からジグザグで打線を組むことができる。「今度は、ちゃんとした打球を打ちたい」。定位置を奪う絶好の機会を、逃すわけにいかない。

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