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大瀬良開幕6連勝!カープ03年以来快挙 無敵右腕でV進撃再開

 「阪神5-9広島」(18日、甲子園球場)

 広島の大瀬良大地投手(26)が7回1/3を4安打3失点に抑え、無傷の6勝目を手にした。開幕から6連勝は03年に8連勝した高橋建以来。右腕に限れば99年の佐々岡真司以来18年ぶりだ。前回登板から微調整したフォームが好調の秘けつ。かつて沢村賞を獲得した元ソフトバンク・斉藤和巳氏のように一度、目線を外すフォームで安定感が生まれた。進化を続ける若鯉が無敗街道を突き進む。

 八回裏。中谷を投ゴロに打ち取りピンチを切り抜けた中崎を、大瀬良がベンチ前で出迎えた。帽子のひさしに左手を当て一言、「すまん」と声をかけた。開幕から無傷の6連勝。野手、そして中継ぎ陣に感謝する1勝になった。

 大量リードにも背中を押され、リズム良く投げ込んだ。三回2死二、三塁では上本を直球で中飛に打ち取った。「変化球をうまく使いながら、真っすぐで押せた」。その後は七回まで先頭打者の出塁を一度も許さず、スコアボードに「0」を並べた。

 暗転したのは9-0の八回だった。先頭・糸原への四球をきっかけに満塁とし、上本への押し出し死球で1点を失った。「あそこまで良い形だったのに四球で崩れた」。救援を仰ぎ、中崎に勝利のバトンを託した。

 3年ぶりの完封は逃したが「真っすぐには収穫があった。久しぶりに良い感じで投げることができた」と手応えを口にした。開幕から無傷で白星を重ねる一方で、試行錯誤の日々は続いていた。「どうしても軸足の右足に体重が乗らないまま投げていたんです。投げ急がないためには、どうしたらいいのかを考えた」。動画サイトでさまざまな投手を見ながら手本となるものを探した。目に留まったのが、元ソフトバンク・斉藤和巳氏のフォームだった。

 沢村賞や最多勝など、数々のタイトルを獲得してきた右腕は、左足を上げたとき一度、ミットから目線を切っていた。前回9日のヤクルト戦から、それを導入。投球動作中に視線を一度、三塁側に送った。「やってみると体重が軸足に乗るし、間が取れた。良いリズムで投げられたんです」。歩むべき道筋がはっきりと見えてきた。

 チームの甲子園での連敗は「5」で止まった。2位・阪神とのゲーム差も再び8に広がった。リーグ連覇へ向かう勝負の後半戦。緒方監督は先発陣のできがカギだと言った。「最後まで投げきりたかった気持ちがあったので、次の登板で頑張りたいです」と前を見据えた右腕。収穫と課題を持ち帰り、前に進んでいく。

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