広島・大瀬良、無傷の5勝目 粘りの投球「強い気持ちを持って投げた」
「広島5-0阪神」(25日、マツダスタジアム)
広島の大瀬良大地投手が、7回8安打無失点と粘りの投球で無傷の5勝目を手にした。
3者凡退は一度だけ。初回から毎回のように得点圏に走者を背負いながら、要所を締めた。4-0の五回2死二、三塁では上本に対し4球連続で直球を投げ込み空振り三振。七回2死一、二塁でも高山を一ゴロに打ち取り、ピンチをしのいだ。
前回14日のオリックス戦は、七回に連打などから2点を失い、回の途中で降板を告げられた。この日は先発の責任を全うし、「強い気持ちを持って投げた」と振り返った。緒方監督も右腕について「ランナーを置いてから粘って投げ切れたのは大きな収穫。自信になったと思う」と目を細めた。
チームは、降雨ノーゲームを挟んで2位・阪神に2連勝。貯金を今季最多の「18」に増やし、ゲーム差も最大となる「5」に広げた。