広島・大瀬良5勝目!“ひげ瀬良”では初勝利 「石原さんに剃るなと言われ…」
「広島5-0阪神」(25日、マツダスタジアム)
広島が首位攻防第3戦を制した。貯金は今季最多の18とし、阪神とのゲーム差を今季最大の5に広げた。先発の大瀬良は7回8安打無失点で無傷の5勝目となった。
初回、鈴木の左前適時打で先制すると、四回には大瀬良のエンタイトルツーベースから、田中の適時打、菊池の2ランとたたみかけた。
阪神は投打ともかみ合わず今季初の4連敗。初回は、安打を放った糸井が一塁をまわったところで好返球にさされてアウトに。先制点は鳥谷が打球を取り損なった失策から生まれるなど、まずいプレーが目立った。
ヒーローインタビューで大瀬良は「ヒットはたくさん打たれましたけど。粘り強く、何とか抑えられたかと思います」と笑顔。打撃についてもインタビュアーに祝福され「その前の打席でバント失敗していたので。粘る姿勢は見せようかなと思っていたら、たまたま当たりました。感触は完璧だったんですけど、届かなかったです」と照れていた。
石原の勧めでひげを伸ばし始めてからは初めての白星となった。口まわりはそられていたが、あごにはひげを残したまま快投を見せた。「上(口ひげ)だけそったんですけど、石原さんにそるなと言われて。(お立ち台に)上がる前に、俺の名前を出すなよと言われたんですけど…。出します」とにんまり。笑顔の絶えないインタビューとなった。