広島・バティスタが1試合2発 2日に支配下登録、4戦4発

 「交流戦、日本ハム-広島」(7日、札幌ドーム)

 「神ってる」ならぬ「バティってる」だ。広島のサビエル・バティスタ内野手が脅威の打撃で札幌ドームを沸かせた。

 0-1の二回に斎藤から3号左越え2ランを放つと、7-3の五回には左腕・エスコバーから左越えに4号ソロをたたき込んだ。2本目について「打ったのはスライダーかな。ピッチャーが変わったので、よりポイントを前に置くことを意識してコンパクトなスイングでいきました」

 ドミニカ・カープアカデミー出身。3日に育成選手から念願の支配下登録された。代打出場した3日のロッテ戦で、初打席初本塁打を記録。翌4日も同じく代打出場から特大のアーチをかけた。

 6日の日本ハム戦は「7番・左翼」で初めてスタメン出場したが無安打。この日は、五回までに汚名返上となる2本の放物線を描いた。これで4試合4本塁打。驚異的にアーチを量産している。

 昨年の交流戦では、鈴木が3試合連続決勝弾を放ち大ブレーク。緒方監督が試合後の会見で発した「神ってる」という言葉が、その年の流行語年間大賞に選ばれた。今年は25歳のドミニカンが全国区になりそうだ。

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