安部が…広輔が…あぁ雨らめし守乱相次ぐ
「広島6-10阪神」(31日、マツダスタジアム)
広島の内野守備にほころびが相次いだ。
1-5の四回が象徴的なシーンだった。先頭・高山のゴロを処理した三塁安部が一塁へまさかの悪送球。ピンチを広げて追加点を奪われると、その後、2死満塁から遊撃・田中が正面のゴロをファンブル。失策が重なり、さらに1点を失った。
試合開始前まで降り続いた雨がグラウンドコンディションに影響したのか。初回から不運に見舞われた。高く弾んだ1番高山のゴロは遊撃内野安打。続く上本の強烈な打球も二塁の菊池が処理しきれず内野安打。先発・ジョンソンをもり立てられなかった。
「開幕戦で浮き足立ったということ。ああいうミスをしていたら投手も踏ん張れない。12球団一難しい球場。雨の影響もある。打ち取った打球をアウトにすることが大事」と玉木内野守備走塁コーチ。緒方監督も「きょうは自分たちの野球ができなかった。エラーも四球もあって最後まで前半の失点が響いた」。2戦目こそ掲げる「守り勝つ野球」を実践する。