開幕投手ジョンソンに苦言 緒方監督「やるべきことはやらないと」

 「オープン戦、ソフトバンク4-1広島」(24日、ヤフオクドーム)

 最高の形で開幕前最後の登板を締めくくることはできなかった。2年連続で開幕投手を任される広島のクリス・ジョンソン投手(32)は「試合の中で修正しようと思って投げたんだが…」と振り返った。6回を投げて6安打3失点。四球や盗塁が失点に結びついた。

 三回は明石に二盗を決められ得点圏に走者を背負うと、2本の内野安打で先制点を献上。四回には先頭・長谷川勇への四球が失点の引き金になった。緒方監督は「まともには打ち崩せないと思っているんだから。いろんな揺さぶりをかけてくる。もう一度、やるべきことはやらないと」と苦言を呈した。

 31日、本拠地で阪神を迎え撃つ。昨季の対戦成績は5試合に登板して3勝1敗、防御率1・91。今季は糸井が加入したことで昨季以上に機動力がある。開幕戦を白星で飾り、チームに勢いをつけるためにも、この試合で出た課題を修正する必要がある。

 黒田が抜けたことにより、先発陣では最年長になった。「自覚があり、責任を感じている。若い投手の見本になるような立ち振る舞いをしたい」。昨季まで2年連続で残した成績は、誰もが認めるところ。リーグ連覇、そして日本一を目指して戦うチームを今季も助っ人左腕がけん引していく。

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