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中崎が間に合った!カープ守護神初登板 調整遅れ一掃の1回0封

 8回1イニングを抑えた中崎(撮影・園田高夫)
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 「オープン戦、楽天-広島」(16日、静岡草薙野球場)

 広島・中崎翔太投手(24)が今年初の実戦登板を果たした。最速は141キロながら、ツーシームなど変化球を駆使して、1回1安打無失点に抑えた。キャンプ中にインフルエンザを発症。ここまで調整が遅れていた守護神だが、開幕へメドは立った。

 静岡のカープファンが息をのんで、守護神を見つめていた。開幕まで2週間。果たして「3・31」に間に合うのか-。期待と不安が入り交じる中、中崎が今年実戦初登板となるマウンドへ上がった。まだ全快ではない。それでも「1回無失点」という結果で、調整遅れの不安を一掃した。

 「ストライク先行でいけて、最初にしては良かったです。真っすぐのスピードは徐々に上がってくる。打者に対してしっかり投げることができました」

 待ちに待った出番は八回に訪れた。眉間にしわを寄せ、両ひざをピクッと折る。一連の動作で本番モードに突入すると、小気味いい投球を展開した。

 先頭の阿部はスライダーで二飛、続く枡田もツーシームで二飛。島内には遊撃強襲安打を浴びたが、最後は好調の中川を二ゴロに打ち取った。最速は141キロにとどまったが、スライダー、ツーシームなど変化球を確認。収穫たっぷりの初マウンドだった。

 セットアッパー今村の守護神テストを実施するなど、危機管理として有事に備えていた首脳陣もホッと息をついた。緒方監督は「ただ投げただけ」としながらも「次の状態をしっかり見たい」と次回登板を見据えた。畝投手コーチは開幕に間に合うか?との問いに「大丈夫」と明言。今後は18日以降にマツダスタジアムで登板する予定だ。

 復帰まで長い道のりだった。キャンプ終盤にインフルエンザを発症し、3日間のホテル静養を強いられた。3月11日に実戦形式の投球を再開。スローダウンを余儀なくされたが、あくまでシーズン開幕に照準を合わせ、調整を続けてきた。

 焦りはあったが、グッとこらえた。熱戦を繰り広げるWBCでは侍ジャパンの守護神に目を奪われた。「(タイブレークの)延長で抑える牧田さん(西武)はスゴイ。自分なら頭が真っ白になります(笑)。見ていると、すごく勉強になる」。待望の初登板を終え、今後は開幕へ一気にギアを上げていく。「次の登板が大事。今のままではダメ。いい準備をしてすべての面で上げていきたい」。中崎復帰の相乗効果は計り知れない。リーグ連覇を目指すチームに、役者がそろいつつある。

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