野村 カーブ解禁30球!真っすぐも上々 第3クールで実戦形式
「広島春季キャンプ」(9日、日南)
広島の野村祐輔投手(27)が、今キャンプ4度目のブルペン入りでカーブを解禁。これまでの投球練習では直球のみだったが、第2クール最終日に1段階ステップアップした。
「フォームも安定してきて、リリースも固まってきた。カーブを投げる時が一番きれいなフォームで投げられる。カーブの軌道がいいと真っすぐも良くなってくるので。まず、真っすぐとカーブを投げられるようにしたい」
中1日でのブルペン入りで、10球1セットのインターバルピッチを13回。息を切らしながら、カーブ30球を含む計130球を力強く投げ込んだ。インターバルピッチは、体重移動を体に覚え込ませることと、疲れた中でも投げていけるようにスタミナをつけることが目的。高校、大学でも取り入れていた。プロでは昨春キャンプから導入した。
「昨年は体であったり不安なく準備をすることができたことがよかった」。16勝を挙げた昨季の状態をベースに、今年も同じ調整法で準備を整えている。
第3クールからは、フリー打撃登板やシート打撃など実戦形式での投球が予定されている。「ブルペンでやってきたことをマウンドでしっかり出せるように」。投手陣の軸として先発投手キャプテンが徐々に状態を上げていく。