カープ誠也 侍でも神ってる! 初打席いきなり初安打デビュー

 「侍ジャパン強化合宿」(7日、QVCマリンフィールド)

 広島の鈴木誠也外野手(22)が7日、QVCマリンフィールドで行われている侍ジャパンの強化試合に向けた合宿で、“初打席初安打”を放った。シート打撃の第1打席で、巨人・田口から中前打をマーク。首脳陣に勝負強さをアピールした。練習中には、積極的に稲葉打撃コーチやヤクルト・山田らに話しかけ、アドバイスを求めた。

 鋭い視線が集まる中、快音を響かせた。侍ジャパン合宿2日目。鈴木がシート打撃で“初安打”を放ち、見守った小久保監督ら首脳陣に存在感を見せつけた。

 第1打席だ。1ストライクからの2球目。巨人・田口の投じた外寄りの直球に食らいついた。打球は高く弾み、中堅へ。シーズン同様の勝負強い打撃でアピールし「よかったです」と小さく笑った。

 10月29日の日本シリーズ第6戦以来となる投手との対戦。「打席で久しぶりだったので(球が)速く見えた。これからしっかりと目を慣らしていきたい」。実戦から少し離れ、不安も残るが、10日のメキシコとの第1戦までは時間はある。

 練習の合間には、稲葉打撃コーチやヤクルト・山田、日本ハム・大谷と野球談議に花を咲かせた。山田との会話の内容は「内緒です」と明かさなかったが、同コーチには打撃や不調に陥ったときの対策などについてアドバイスを求めた。

 「1年間戦っていく中で、来年になれば攻めも厳しくなってくると思う。そういったときにどういったことを考えていたのかということと、次のシーズンに向けてどうやって取り組んできたのかというを聞いてます」

 鈴木の積極的な姿勢を稲葉打撃コーチは絶賛した。「日の丸を背負って戦うことが今後の経験に生きてくるという話をした。すごく向上心を持っていますし、期待できる選手。初めてのジャパンでどうしても遠慮する部分がある中で、どんどん話しかけてくれる。ありがたい」。進化へのどん欲な取り組みに、目を細めた。

 フリー打撃では、持ち味の長打力を見せつけた。同組で打撃ケージに入った同級生の大谷は柵越えゼロ。それに対して鈴木はバックススクリーン直撃の推定130メートル弾など、31スイングで5本の柵越えを披露した。

 3月のWBCへ向けた強化試合ではあるが、「まずはこの場でしっかりと結果を残したい」。背番号「51」の若鯉の目が、ぎらついた。

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