広島・黒田「本当に優勝してよかった」 歓喜の優勝パレード

沿道の大声援に応える広島・黒田博樹(左)と広島・新井貴浩=広島市平和大通り(撮影・高部洋祐)
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 25年ぶりのリーグ優勝を達成した広島が5日、広島市内で優勝パレードを行った。広島の優勝パレードは初優勝した1975年(昭和50年)以来、41年ぶり2度目。今季限りでの現役引退を表明し、永久欠番にもなった黒田博樹投手(41)の背番号「15」は、この日限りで見納めとなる。

 黒田は約3キロの行程を終え「想像以上でビックリした。こちらがありがとうという気持ち。本当に優勝してよかったなと思う」と感激の様子だ。

 選手、首脳陣が、オープンカー4台と、オープンデッキのバス5台に分乗。スタート地点の西観音電停東交差点付近を出発した。沿道にはあふれんばかりの人、人、人。故人の遺影を掲げ、涙するファンの姿もあった。真っ赤に染まった広島の街からは、次々に「黒田さん、感動をありがとう」の声が飛んだ。

 黒田は新井貴浩内野手(39)と共に、オープンカーに同乗。「また来年優勝することができれば、こういう機会があるな、という話をした」と、来季の連覇、そして悲願の日本一を盟友に託した。

 パレードの終着点はマツダスタジアム。ここでは球場を開放してファンに向けて、午後からは優勝報告会を行う。黒田は「1年間、ファンの声援もすごくて。リーグ優勝で少しでも恩返しできたかなと思う」と喜びに浸っている様子だった。

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