岡田が王手かける!今季最終登板で“集大成”飾る
「日本シリーズ・第3戦、日本ハム4-3広島」(25日、札幌ドーム)
広島・岡田明丈投手(23)が25日、日本シリーズ第4戦に向けて調整した。キャッチボールやダッシュなど淡々とメニューをこなすと、ブルペンに入ってマウンドの傾斜を確認。今季最終登板となる一戦で、1年間の集大成を飾る。
「今までやってきたことを最後のマウンドで全てを出し切りたい」。
今季は18試合に登板して4勝3敗、防御率3・02。CSファイナルS第4戦では、5回8安打4失点ながら、粘り強い投球で日本シリーズ進出を導いた。
広島新人投手の日本シリーズ登板は、84年の川端、86年の長冨に次いで、30年ぶり3人目。「どういう状況でも、投げるということに変わりはないので、自分の投球をしたい」。高ぶる気持ちを抑え、平常心で大舞台に上がる。
チームが連勝してからサヨナラ負けを喫して迎える4戦目。32年ぶりの日本一に向け、ありったけの力を振り絞る。黒田から受け継いだバトンを握り締め、若武者が決戦に挑む。